食育と菜園活動について
私たちの事業の中核にあるものは・・・「食と農」
私たちは 自然の中に生きる「人間」という生き物で、衣食住、暮らしのあらゆる場面において、様々な自然の恵みを享受し、暮らしています。なかでも、「食べること」は、生きている限りずっと続く営みで、わたしたちは日頃、様々ないのちをいただいて暮らしています。
スーパーで食材を飼うことが当たり前となった便利な現代において、このことに体感として自然に気づいていくのはなかなか難しくなりました。
ましてや、自分の手足で家事やお手伝いをしないと、そういった「感覚」はもっともっと遠ざかっていきます。
あくまで持論ですが、家事をする機会が激減し、生活力が著しく低下していったことが、様々な問題を引き起こす要因になっていると、私は思っています。生活のあらゆる所作や遊びが、人間を人間に育てていくのです。
だから、BASEでは、食育活動、特に菜園活動には、かなり力を入れています。
自分で野菜を育ててみたり、ちょっと自分で作ってみたら、それだけで必ず、「気づき」があります。
「自分があるのは いろいろなもののおかげだな そしておたがいさまなんだ」という気づきにきっとつながります。
そして、自分も周りも、まるっと愛せる「人間」に育ちあう。 これが私たちの目指す教育活動のすがたです。